2007年8月24日
Posted by Inside AdWords チーム




  • コストを下げ、広告の掲載結果を高い水準に維持するために、品質の最適化を定期的に行うことをお勧めいたします。




 モバイル版 GREE
 

Posted by 江 建 クライアントサービス

前回の投稿で、Google Analytics が、自動タグ設定機能により、簡単に AdWords と連携できることをご紹介しました。

連携させると、Google Analytics の管理画面 で AdWords のキーワードと費用に関する情報を表示することができます。

インポートした AdWords のデータを確認するには、「トラフィック」レポートの「AdWords 広告キャンペーン」を開きます。AdWords で登録しているキャンペーン一覧が表示されます。キャンペーン名をクリックすると広告グループが表示され、広告グループをクリックするとキーワードが表示されます。

レポートの[クリック数] タブを選択すると、AdWords の表示回数、クリック数、費用、クリック単価等が表示され、AdWords キャンペーンの収益性を確認できます。

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上図のレポートでは、AdWords がクリック数を記録し、Google Analytics がセッション数 を記録しますが、ユーザーの皆さまから、次のようなご質問をよくお寄せいただきます。

*よくあるご質問
「AdWords 広告キャンペーン」レポートを見ると、セッション数が、AdWords キャンペーン レポートのクリック数と一致しません。

これら 2 つの数値が一致しない場合は、いくつかの理由が考えられます。
(1) 1 人のユーザーが同じセッションで 1 つの広告を複数回クリックした。
(2) 広告はクリックされたが、ページが完全に読み込まれる前に、ユーザーが別のページに移動したり、ブラウザの [停止] ボタンを押したりしっため、Analytics のトラッキング コードが実行されなかった。
(3) 無効クリックとして、AdWords レポートから自動的に除外された。

今回の投稿では、(1)について詳細を解説したいと思います。

インターネットの世界には「セッション」という考え方があります。セッションとは、サイトに訪問してから退出するまでの「一回の訪問」を意味します。ユーザーがブラウザを閉じたりほかのサイトを表示したりする場合、退出したと考えます。Google Analytics では、30 分以上アクションが無い場合、タイムアウトとしてセッションが終わったものとみなします。

検索ユーザーが AdWords 広告をクリックしてサイトに流入した場合、一回の訪問が発生しますので、1セッションがカウントされます。1セッションは一回のクリックによって発生しますので、数値が同じになるものと考えられますが、しかし、実際のレポートでは、クリック数のほうがセッション数よりも多くなります。

これは、検索ユーザーの行動モデルを理解すれば容易に理解できます。情報を探しているインターネット上のユーザーは、一回のクリックでサイトに訪問し、すべてのアクションを完結することは稀であり、下図のようにサイトへの訪問を繰り返します。これは、サイトの比較を行っている場合によく見られるユーザーの行動パターンです。

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ユーザーがまず自社の広告に接触してサイトに訪問してから、一度別のサイトに移動したあと、再度、広告経由で自社のサイトに戻ってきたとします。この場合、AdWords はクリック数を 2 回記録しますが、Analytics はセッション数を 1 回記録します。

すなわち、一回のセッションにおいて、広告経由でサイトに訪問されるたびにクリック数は増えますが、セッション数は変化しません。

以上、セッション数とクリック数に違いが生じる理由を解説させていただきました。皆さまの疑問の解消に少しでもお役に立てたら幸いです。


  • 広告の掲載順位が決まる要素は?
  • アカウントの構成や設定の方法を一通り再確認したい
  • レポートセンターで出力できる項目の意味を理解したい
などなど、疑問に思われることがたくさんあるかと思います。そのような時は、分からないままほうっておくのではなく、一度、アドワーズ広告サポート、及びラーニングセンターをご活用いただいてはいかがでしょうか。Google では、アドワーズ広告について、ご利用いただく皆さまにとって有益な情報を豊富にご提供しています。




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2007年8月6日
Posted by 菅谷正樹 プロダクトスペシャリスト チーム

AdWords Editor をご利用の皆さま、お待たせいたしました。このたび、AdWords Editor に更なる新機能が追加されました。

AdWords Editor は PC にダウンロードしてお使いいただける無料の AdWords キャンペーン管理ソフトです。AdWords Editor を使えばより早く、簡単に大量のキーワードや広告原稿などの管理を行うことができます。

今回の新機能追加の中で、特にご注目いただきたいのが「モバイル広告の編集機能」です。

2007年6月13日の当ブログにて、休日にモバイルの検索数が増えていることをご紹介しました。

「PC 向け広告だけではなく、モバイル広告も運用していこう」とお考えの皆さま、今回の新しい AdWords Editor 4.0 では、従来の「PC向け広告の編集機能」に加え、「モバイル広告の編集機能」が追加されております。

既に「モバイル広告」をお使いの皆さまも、そしてこれから「モバイル広告」の提供を検討されている皆さまも、操作性も向上した新しい AdWords Editor 4.0 で、快適な広告の編集を実現してみてはいかがでしょうか。

* モバイル広告編集機能が追加
従来の AdWords Editor では、「テキスト広告」と「イメージ広告」のみ、作成・編集・更新を行う事ができました。携帯電話で Google 検索した際に掲載される「モバイル広告」を作成・編集・更新する為には、ブラウザを使う必要があり、オンライン管理画面からの設定が必要でした。

新しい AdWords Editor 4.0 では、インターネットに接続することなく、「オフラインで一気に編集→オンラインで一気に更新」が可能です。

「テキスト広告」と「イメージ広告」だけではなく「モバイル広告」もお使いの皆さま、 AdWords Editor 4.0 でまとめて管理・運用してみてはいかがでしょうか。


* 選択したキャンペーンのみ更新
従来の AdWords Editor では、編集されたキャンペーンの内容は、一括更新することしかできませんでした。

新しい AdWords Editor 4.0 では、編集されたキャンペーンのうち、広告に反映させたいものだけを任意に選び、残りはドラフトとして保留した状態で更新することができます。全部が広告に反映されてしまうわけではないので、時間のある時にまとめて編集を行い、少しずつ任意で反映させて行くことも可能です。


* 任意の期間で統計情報を表示
従来の AdWords Editor では、統計情報を表示させるのに「昨日」「過去7日間」「過去30日間」の設定しかできませんでした。任意の期間で、統計情報を収集・表示する為には、ブラウザを使い、オンラインの管理画面で設定・表示する必要がありました。

新しい AdWords Editor 4.0 では、ブラウザを使うことなく、お使いのPC上にて独自の期間での統計情報を表示させることができます。期間限定の統計情報を収集・分析するのに大いに役立つことと思います。


* 右クリックメニューの追加
右クリックメニューの機能が追加されました。ツリービューやデータビュー上のキャンペーンや、キーワードを右クリックすると、「コピー」「追加」「編集」「削除」などのメニューが表示されるようになりました。右クリックメニューを使いこなせば、更なる操作性の向上が期待できます。

* 除外キーワード/サイトのコピー、貼り付け
AdWords では、関連性の低い検索クエリに対して広告を表示させない機能があります。例えば AdWords で作成したあるキャンペーン広告に「除外キーワード」を設定すると、そのキーワードが含まれる検索クエリに対しては、広告が表示されません。広告表示をさせたくないキーワードを、あらかじめ設定する事が可能です。

新しい AdWords Editor 4.0 では、あるキャンペーンに設定されている「除外キーワード/サイト」を、他のキャンペーンに対してコピー→貼り付けで簡単に設定できるようになりました。複数のキャンペーンに対してまとめてコピー→貼り付けすることも可能です。

* 言語別/地域別ターゲット設定のコピー、貼り付け
AdWords では、広告を配信する「言語」および広告の配信先を「国」「地域」「都市」別に設定をすることができます。それが「ターゲット設定」です。

新しい AdWords Editor 4.0 では、あるキャンペーンに設定されている「ターゲット設定」を、他のキャンペーンに対してコピー→貼り付けで簡単に設定できるようになりました。複数のキャンペーンに対してまとめてコピー→貼り付けすることも可能です。


いかがでしたでしょうか?

新しい AdWords Editor 4.0 は、こちらのページから無料でダウンロードできます。(以前の AdWords Editor がインストールされている場合は、アップデートをするかどうかのメッセージが表示されます)

***注意点***
Ver4.0がリリースされてから60日を過ぎると、古いバージョン(Ver3.5)は利用できなくなりますので、あらかじめご了承願います。詳しくはバージョンアップポリシー(英語)をご確認ください。

広告編集作業の大幅な効率化に向けて、最新版の AdWords Editor4.0 をぜひご利用ください。