今年も残すところ僅かとなりました。今回は 2013 年のまとめとして、1 年間の人気ブログ記事ランキングをお届けしたいと思います。

第 1 位 マルチスクリーン化を捉えた AdWords の機能強化(2013 年 2 月)
今年最も多くのアクセスを集めたのは、エンハンスト キャンペーンの導入を知らせる 2 月のこの記事でした。

エンハンスト キャンペーンの登場により、デバイスや地域ごとに細かくキャンペーンを分けていく手法から、ユーザーが置かれた状況に応じて入札単価や広告表示オプションを調整していく手法へと、運用方法が変わった年でした。

これに伴い、より柔軟な広告表示オプションや入札戦略ツールなど、新しい機能も登場しました。

第 2 位 購買プロセスに加速度的に取り入れられるスマートフォン - モバイル ショッパー リサーチの結果から(2012 年 12 月)
昨年末に発表されたモバイル ショッパー リサーチの結果や、第 8 位に食い込んだマルチスクリーン ユーザー解体新書など、モバイル ユーザーの動向に関する調査結果も注目を集めました。

マルチスクリーンの流れが加速する中、Google でも、デバイスやブラウザをまたいだコンバージョン データの導入などを通じて対応を進めています。

第 3 位 Google ショッピングが商品リスト広告に基づいた商用モデルに移行(2012 年 11 月)
第 6 位の記事でもご紹介している通り、今年の 2 月には Google ショッピングが商用モデルに移行しました。

7 月には動的リマーケティングも発表されるなど、Merchant Center で商品情報を管理している皆様にとっても変化が大きい年だったのではないでしょうか。

第 4 位 AdWords 電話サポート開始のお知らせ(2011 年 7 月)
第 5 位 検索語句や検索状況に加えてユーザー層を活用する「検索広告用リマーケティング リスト(RLSA)」のご紹介(2013 年 7 月)
第 6 位 日本を含む各国で Google ショッピングの移行が始まりました(2013 年 2 月)
第 7 位 GoMo と DudaMobile が提供するスマートフォン対応サイト作成ツールで、PC サイトをわずか数分でスマートフォンに最適化!(2012 年 11 月)
第 8 位 調査から明らかになったマルチスクリーン ユーザー解体新書(前編)(2013 年 12 月)
第 9 位 エンハンスト キャンペーンの運用に役立つ新しい ValueTrack パラメータのご紹介: キーワード単位の URL をデバイスごとに変える方法について(2013 年 3 月)
第 10 位 2013 年上半期の飲食業界検索キーワード動向を発表(2013 年 10 月)

2013 年の終わりに

いかがでしたでしょうか。気になる記事が今回のランキングに含まれていた方も、これ以外に心に残る記事や出来事があった方もいらっしゃることと思います。

公式フォーラムでは先週、5 人のトップレベル ユーザーの方々に 2013 年を振り返っていただきました。

小西一星さん | 里村仁士さん | 鷲見貴人さん | 藤原彰二さん | 鳴海拓也さん

皆様にとっての 2013 年は、どのような年だったでしょうか。皆様もぜひ一度 1 年間を振り返り、来年以降につなげていただければ幸いです。

さて本年は Inside AdWords ブログをご愛顧いただきありがとうございました。2014 年も皆様のお役に立てるよう投稿を続けていきますので、今後とも AdWords ならびに Inside AdWords ブログをよろしくお願いいたします。

Posted by 第一広告営業本部 金融業界担当チーム

メガバンク最大手である三菱東京UFJ銀行では、デジタル マーケティングを顧客との新しいコミュニケーション接点と捉え、オフライン広告との連動を含めたさまざまなブランディング キャンペーンを展開しています。

この事例では、リテール部門の新たなコミュニケーション プラットフォームとして開設した、YouTube ブランド チャンネル「BTMU Retail Channel」の導入背景や戦略、今後の展望をご紹介します。


導入の背景とポイント

海外では大手銀行が YouTube ブランド チャンネルを開設し、顧客とのエンゲージメントを積極的に推進しています。

三菱東京UFJ銀行でも、これまでの支店を中心とした顧客とのコミュニケーションに加えて、YouTube でインタラクティブな動画を活用した質の高いコミュニケーション サービスを展開。テレビなどの既存の広告では届かなくなりつつある若年層などにも幅広くリーチできる可能性がある YouTube に着目しました。

YouTube の幅広いユーザー層と、お客さまとタッチポイントを持つプラットフォームとしての機能性と汎用力の高さも、導入のポイントとなりました。また、今回の企画は、1 回のキャンペーンで完結するのではなく、お客さまとの新たなコンタクト ポイントを作る中長期的なプロジェクトと位置づけられていたため、その規模と安定性においても YouTube は適した場所として選択されました。

三菱東京UFJ銀行 リテール部門では、同行のサービス内容やブランド イメージを個人のお客さまにもっと良く知ってもらうよう、「もっと使える、もっと頼れる銀行へ。」をタグラインとした、Do Smart ▶を推進しています。

テレビ CM、新聞や雑誌などのメディアでも広く告知していますが、テレビをあまり見ない若年層や、YouTube が抱える幅広いユーザー層に新しい情報発信プラットフォームとしてメッセージを届けることを目的として、YouTube ブランド チャンネル「BTMU Retail Channel」を立ち上げました。


YouTube ブランド チャンネル「BTMU Retail Channel」の戦略

ブランド チャンネルのコンセプトは、YouTube チャンネル上の親しみやすい「バーチャルな店舗のようなチャンネル」の開設。BTMU の窓口として、訪問してくれたお客さまに同行のブランド イメージやサービス内容に気軽に触れてもらえるよう設計しました。

「店舗」のようなイメージを表現するために、レイアウトは 3 階建て(階層)で設計し、デザインには動きと立体感、浮遊感をもたせて、ユーザーが体験したくなるような空間を演出。訪れたユーザーが階層を上がるごとに、同行が提供する様々なコンテンツに触れてもらえるよう工夫しました。


1 階から 3 階へと、フロア別のコンテンツを紹介し、ユーザーを誘導
「BTMU Retail Channel」キャプチャー


楽しめる CM 動画から、オフィシャルサイトへの流れを作る

入り口である 1st フロアでは、テレビ CM 等メイン動画を紹介し、楽しみながらサービス概要やブランド イメージに触れてもらい、2nd フロアでは「Do Smart ▶」の動画、メイキング動画、ポスター画像を楽しんで頂き、3rd フロアでサービスの特徴やご利用のヒントなどの動画を提供(今後も拡充予定)。公式サイトへのリンクも設定し、ユーザーが様々なコンテンツを回遊できる動線を作りました。

このチャンネルの作り込みにあたっては、HTML5 を駆使した体験型の表現を取り入れました。レスポンシブデザインを採用し、マルチデバイスにワンソースで対応。どのデバイスからでも快適な店舗体験を提供するために、何度も調整を行いました。

制作期間は 2〜3 か月で、コーポレート サイトとは違う位置づけの媒体として、YouTube だからこそ可能な表現やアプローチにもチャレンジしています。

開設初期には 3 階層のレイアウトとして幅広いユーザーに情報発信をしていき、将来的には 4 階 5 階と階層を拡大していき、顧客体験を深めるコンテンツを拡充していくことも視野に入れています。


「Do Smart ▶」の動画や、サービスの特徴やご利用ヒントを動画でご提供

各フロアのコンテンツ例


新しい情報発信のハブとして

YouTube は日々多くのチャンネルや動画がアップされ、多様なユーザーが利用しています。今回のケースのように顧客体験を取り入れたブランド チャンネルを活用すれば、ターゲット ユーザーだけでなく、新しいユーザー層との接点も広がります。

三菱東京UFJ銀行 リテール部門では、より多くのお客様と効果的なコミュニケーションをとるために、技術的にも自由度の高い YouTube ブランド チャンネルを、将来的には他媒体と連動するハブとして活用することも視野に入れていると言います。

「BTMU Retail Channel はリテール事業の情報発信プラットフォームであり、新しいコミュニケーション ツールだと考えています。今回のチャンネル立ち上げのポイントは、最新の HTML5 技術を活用した新しい顧客体験の創造です。技術的にも自由度の高い YouTube を活用し、もっと使ってみたい、と思われるインターフェイスを目指しました。

うるさくならない範囲で、試したくなるような動きのあるイメージ作りにこだわり、何度も改善を加えました。コンテンツも楽しみながら当行を知っていただけるものとして、CM 動画を活用しています。

まずは入り口ができたと思っていますので、将来的には階層を増やし、他メディアとも連動しながら当行のブランド、サービス内容をわかりやすく伝える、多くの個人ユーザー様とのコンタクト ポイントにしていきたいと思っています。」
リテール事業部 マーケティング室 畠山 豊次氏

*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。
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株式会社 三菱東京UFJ銀行

資産運用、住宅ローン、外貨預金、投資信託、クレジットカード、個人年金などの商品を提供する、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の都市銀行。

http://www.bk.mufg.jp/

Posted by 水谷嘉仁 - ソリューション エキスパート

前回の動的検索広告の導入成功事例では、動的検索広告の機能やベストプラクティスをご紹介しました。今回は、動的検索広告を導入した後に、ぜひ注力していただきたい動的検索広告の最適化についてご紹介します。

そのまえに、動的検索広告キャンペーンに設定ミスや最適化不足によってその効果が限定的になっている可能性があります。まずはこちらのページを参考に、動的検索広告が適切に設定されているかをご確認ください。

図 1. よくある設定ミスや最適化不足の動的検索広告のキャンペーン割合

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表 1. よくある設定ミスや最適化不足の動的検索広告の確認ポイント
予算制限有り
  1. こちらのページの [インプレッション シェア データを確認する] に沿って検索インプレッション シェア損失率(予算)を確認してください。
  2. 予算不足が多い場合は、入札単価の調整や予算の引き上げを検討してください。
動的広告ターゲットの対象が少ない
  1. こちらのページの [動的広告ターゲットを確認する] ならびに[ヒント] に沿って [ウェブサイトのカバレッジ] を確認してください。
  2. [ウェブサイトのカバレッジ] が少ない場合は、動的広告ターゲットのルールを見直します。
広告表示オプションの設定忘れ
  1. こちらのページの [ウェブサイトのドメインが入力されていることを確認する] に沿って [動的検索広告表示オプション] を確認してください。
  2. ウェブサイトのドメインが指定されているにもかかわらず、動的検索広告キャンペーンでトラフィックを獲得できていない場合は、入力したウェブサイトのドメインに間違いがないかどうかを確認してください。
動的検索広告フォーマットの設定忘れ
  1. こちらのページの [広告フォーマットを確認する] に沿って[ 動的検索広告] を確認してください。
  2. 「{動的に生成されたタイトル}」という広告見出しの広告がない場合は、新たに動的検索広告を追加してください。広告テキストにキーワード挿入を活用した動的検索広告をローテーションすると最適化に役立ちます。
リンク先ページのトラッキングパラメーターが不適切
  1. こちらのページの [動的検索広告で動的トラッキング URL を使用する] に沿ってトラッキング URL を確認してください。
  2. URL の途中に最終リンク先ページを挿入するリダイレクト型には UTF-8 でエンコードされる {lpurl} を使用し、最終リンク先ページの後にトラッキングパラメーターを付与するダイレクト型には UTF-8 でエンコードされない {unescapedlpurl} を使用してください。
その他:除外キーワードと動的広告ターゲットの除外設定を確認する
  1. こちらのページの [除外キーワードと動的広告ターゲットの除外設定を確認する] に沿って除外設定を確認してください。
  2. キーワード キャンペーンで設定されている除外キーワードや商用性の低い動的広告ターゲットを除外してください。


動的検索広告の最適化には、通常のキーワード キャンペーンの最適化の手法を応用できます。動的検索広告では、通常のキーワード タブや詳細分析タブから確認できる検索語句レポートに加えて、専用の検索語句レポートをご利用いただけます。

このレポートを活用すると、実際に動的検索広告に使用されたリンク先ページのタイトルと URL、検索語句と動的に生成された広告タイトルの組み合わせごとに掲載結果を分析できます。動的検索広告の運用開始直後は毎週、1 ヶ月程度経ってからは隔週など、継続的にレポートをダウンロードして分析してください。

その際に、たとえばリンク先ページのタイトル > URL またはカテゴリ > 検索語句の順にピボットし、表示回数やクリック数、ご利用金額で並び替えをすると、検索ユーザーの需要動向に応じて入札金額や広告テキストを柔軟に調整するのに役立ちます。

表 2. 検索語句レポートの活用例
ピボット項目
  1. リンク先ページのタイトル:表示回数やクリック数の多いリンク先ページのタイトルから検索ユーザーの需要動向を読み取る。
  2. URL またはカテゴリ:URL やカテゴリに共通するパターンを参考にして、より最適な動的広告ターゲットのルールを作成する。
  3. 検索語句:リンク先ページのタイトルに紐付けられた検索語句に共通するパターンを参考にして、より最適な広告テキストを作成する。
並び替え順
  1. 表示回数降順:検索ユーザーの需要が高い順。
  2. クリック数降順:検索ユーザーの需要と選択されたリンク先ページの関連性が高い順。
  3. ご利用金額降順:検索ユーザーの需要と選択されたリンク先ページの関連性、他の広告主との競合性が高い順。
  4. クリック スルー コンバーション降順:検索ユーザーの需要と選択されたリンク先ページの関連性ならびに商用性が高い順。
アクション
  1. 動的広告ターゲット:検索ユーザーの需要や商用性の高いウェブページを特定する。その URL やタイトルに共通するパターンを指定して、入札単価と広告テキストを最適化する。
  2. 除外動的広告ターゲット:商用性の低いウェブページを特定する。その URL やタイトルに共通するパターンを指定して、入札単価を低く設定、または、除外する。
  3. 除外キーワード:商用性の低い検索語句を特定する。その検索語句を完全一致で指定して除外する。

動的検索広告の効果を最大限に引き出すには、ウェブ サイトの構成を意識して、ターゲティングの方法を従来のキーワード登録からリンク先ページのコンテンツへと発想を切り替える必要があります。

ここでは、動的検索広告を最適化して検索語句のカバレッジ拡大と掲載結果の改善に成功した事例を紹介します。


動的検索広告の最適化【株式会社ネクスト】

導入の背景
株式会社ネクストでは、日本最大級の不動産・住宅情報サイトの「HOME'S(ホームズ)」を運営しています。これまでも動的検索広告は一戸建てやマンションといった物件種別単位で限定的に運用していました。

しかしながら、不動産業界全体の競合性が高まるにつれ一部の主要キーワードの平均クリック単価が急激に高騰し、キャンペーン全体の運用効率の見直しが必要でした。そこで、物件名などのロングテールの検索語句でもクリックやコンバーションを積極的に獲得するため、動的検索広告を本格的に活用することにしました。

導入後の成果
HOME'S の物件詳細ページには、コンバージョンに至るかもしれないニッチなキーワードが多く含まれている可能性がありました。しかし、HOME'S は賃貸、新築マンション、新築一戸建て、中古マンション、といったさまざまな物件種別を扱っており、それぞれの領域専用の広告運用をしています。動的検索広告の対象範囲を運用領域毎に明確に限定できないと、社内で入札競争が起こってしまうため、積極的な活用ができていませんでした。

今回、新たに動的広告ターゲットの設定を見直し、 URL とリンク先ページ タイトルに含まれる語句を組み合わせたことで、動的検索広告でもそれぞれの領域ごとに予算管理と広告運用を実現しました。動的検索広告の適用範囲を物件種別単位から物件詳細ページ単位に拡大するだけでなく、上限入札単価と動的検索広告テンプレートを最適化することにより、変更適用後 6 週間でアカウントに占める動的検索広告の運用比率と掲載結果が大幅に改善しています。

これにより、並行して運用しているキーワード キャンペーンの掲載結果を維持しながら、アカウント全体のクリック率は 30%、コンバーション数は 24% 増加しました。


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成功のポイントと今後の展開
「HOME’S は、「らしく住もう」というキャッチフレーズのとおり、一人ひとりにぴったりの住まい方を提案することを目指しています。動的検索広告は、ユーザーが検索したキーワードとページに含まれる語句が一致した際に表示されるので、一人ひとりにあわせた提案を実現する際に大きな役割を果たします。

最適化するにあたって、検索語句レポートの表示回数の多いリンク先ページと検索語句の組み合せパターンに基づいて動的広告ターゲットのルールを細分化し、それぞれの入札単価と広告テキストを調整しました。最適化実施前後で新たに表示回数やクリック数が発生した検索語句の種類をキャンペーン別に集計してみたところ、いかに動的検索広告によって今まで獲得できていなかったロングテールの検索語句のカバレッジを拡大できたのかがわかりました。


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また、動的検索広告が検索結果上部に掲載される際には、通常の文字数制限より長い広告タイトルを自動で生成することがあるのも魅力的ですね。今後は、動的検索広告を HOME'S の全領域に展開して、より効果的な自動ターゲットや入札戦略のルール化を策定していきたいです。」(株式会社ネクスト HOME'S 事業本部 マーケティング部 デジタルマーケティングユニット 井上 勝之 様)

(左:株式会社ネクスト 井上 勝之 様 / 右:グーグル株式会社 不動産業界担当 浅岡 純子)
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株式会社ネクストhttp://www.next-group.jp/
日本最大級の不動産・住宅情報サイト「HOME’S(http://www.homes.co.jp)」を運営。

海外のグループサイト
http://www.homesthailand.co.th/(タイ)
http://www.rumahrumah.co.id/(インドネシア)

Posted by 大野 紗和子 - トラベル担当 インダストリーアナリスト

Google は本日、2013 年の旅行業界関連の検索キーワード動向を発表しました。 

今後、より多くの外国人旅行者に日本に興味を持ってもらうために、日本の魅力を海外に対して積極的に発信していくことが必要です。情報発信には、「日本人から見た日本」ではなく「海外から見た日本」として、何が注目されているかのトレンドが参考になります。今回、海外で日本の旅行業界関連の検索キーワードがどのように検索されているかを調べ、2013 年を振り返りました。


<海外からの検索トレンド>

海外で英語検索されている日本の観光地/イベントランキング

2013 年に世界遺産登録された富士山や、ジブリ映画で人気のジブリ美術館の検索数が多くなっています。国別の検索トレンドをみてみると、例えば日本に近い香港では SUMMER SONIC が 3 位となり、実際に来日して楽しめるイベントが人気だったことがわかります。

1. Mt. Fuji
2. Aokigahara
3. Tokyo Disneyland
4. Tokyo Tower
5. Tokyo Sky Tree
6. Hakone
7. Universal Studios Japan
8. Himeji Castle
9. Ghibli Museum
10. Niseko
11. Tokyo Dome
12. Osaka Castle
13. Gion
14. SUMMER SONIC
15. Kabukicho
16. Arita
17. Shinsekai
18. Kiyomizu-dera Temple
19. Nijo Castle
20. Akashi Kaikyo Bridge
*2013 年 1 月~ 11 月合計

国別の検索トレンド



海外で英語検索が急上昇した日本の観光地/イベントランキング

今年は苔寺や黒部ダムの検索が伸びており、国別でみると、ビザが撤廃・緩和されたフィリピンやタイでの検索が急上昇しました。

1. Saiho-ji Temple(330%)
2. Kurobe Dam(269%)
3. Hirosaki Castle(266%)
4. Tenryu-ji Temple(250%)
5. Sapporo Beer Museum(234%)
6. Jisho-ji Temple(214%)
7. Museum of Contemporary Art Tokyo(207%)
8. Toei Kyoto Studio Park(205%)
9. Hikone Castle(205%)
10. Peace Memorial Park(204%)
*2013 年 1 月~ 11 月合計 対  2012 年 1 月~ 11 月合計、年間検索が一定数以上のもの

国別の検索トレンド



海外で英語検索されている和食ランキング

和食が 2013 年 12 月にユネスコ無形文化遺産に登録され、今年は和食の注目度が高まった年となりました。ランキングでは、寿司、てんぷら、すきやきといった伝統的なメニューに加え、ラーメン・やきそばなど普段日本人がよく口するメニューもランクインしています。また意外なところでは、1 位の寿司に次いで「枝豆」が 2 位にランクインしました。低カロリーな健康食品として注目を集めているようです。

1. sushi
2. edamame
3. ramen
4. sashimi
5. tempura
6. yakisoba
7. mochi
8. teriyaki
9. shabu shabu
10. miso soup
11. onigiri
12. sukiyaki
13. dango
14. okonomiyaki
15. oden
16. gyoza
17. takoyaki
18. unagi
19. natto
20. udon
*2013 年 1 月~ 11 月合計


<国内の観光地検索トレンド>

国内で検索されている観光地/イベントランキング

主にディズニーランドやユニバーサルスタジオを初めとするアミューズメントパークがランキングしており、縁結びや式年遷宮で話題の伊勢神宮や出雲大社も上位に入りました。東京スカイツリーとソラマチも依然多い検索数を維持しています。

1. ディズニーランド
2. ユニバーサルスタジオ
3. ディズニーシー
4. 東京スカイ ツリー
5. 伊勢 神宮
6. 東京 ドーム
7. 富士急ハイランド
8. ハウステンボス
9. 出雲大社
10. 大江戸温泉
11. 東京タワー
12. ソラマチ
13. なばなの里
14. 海遊館
15. 八景島 シーパラダイス
16. 横浜 アリーナ
17. 上野動物園
18. よみうり ランド
19. キッザニア
20. 鈴鹿サーキット
*2013 年 1 月~ 11 月合計 都道府県除く
 
国内で急上昇した観光地/イベントランキング

今年オープンしたキッテ、神戸のアンパンマンミュージアムや広島の菓子博など話題になった観光地やイベントが入っています。また、「日本のマチュピチュ」として話題になった竹田城跡も 10 位に入りました。

1. キッテ(180034%)
2. 神戸 アンパンマン ミュージアム(2828%)
3. 舞子 スノー リゾート(2105%)
4. 広島 菓子 博(1630%)
5. 新石垣 空港(888%)
6. 大江戸温泉 お台場(589%)
7. 福島県立美術館(445%)
8. 片岡温泉(442%)
9. 瀬戸大橋(433%)
10. 竹田城跡(377%)
*2013 年 1 月~ 11 月合計 対  2012 年 1 月~ 11 月合計、年間検索が一定数以上のもの

こうした検索ボリューム動向の分析には、Google の無料オンライン ツール、 Google トレンド (http://www.google.co.jp/trends/) もぜひご活用下さい。

Posted by 多田 翼 / マーケティングリサーチ マネージャー

今、多くの人がパソコンだけではなくスマートフォンも持つようになっています。ますます進むマルチデバイス環境下で、人々はどのような情報行動を取っているのでしょうか?

Google では、ユーザーのメディア情報行動を明らかにする「マルチスクリーン調査」を実施しました。前編に引き続き、調査結果をご紹介します。

前編はこちら



■テレビを視聴しながらのマルチスクリーン利用

前編では、マルチスクリーン ユーザーをメディア行動から 5 つのグループに分類し、様々なデータからわかった特徴をご紹介しました。5 つのグループは以下の通りです(詳細は前編をご確認ください)。



次に進めた分析では、テレビの視聴中にパソコンやスマートフォンをどのように使っているかを明らかにしました。

マルチスクリーン ユーザーがテレビを見ている総時間のうち、パソコン(インターネット)またはスマートフォンを同時に利用しているマルチスクリーン時間は 24% ということがわかりました。

つまり、60 分のテレビ番組を見ている場合、14 - 15 分くらいはテレビと同時に他のスクリーンも利用していることになります。パソコンとスマートフォンを個別に見ると、パソコン利用はテレビ視聴時間の 13%、スマートフォン利用は 12% でした。



では、このマルチスクリーン利用中にユーザーは何をしているのでしょうか?

テレビ視聴中のマルチスクリーン利用時間のうち、パソコンでは 14% がポータルや検索、18% がメール / SNS のサイトを利用していることがわかりました。スマートフォンのアプリでは 43% がブラウザやポータル/検索、33% がメール / SNS でした。

テレビ番組視聴中のマルチスクリーン行動の事例として、今年 6 月 4 日に行なわれたサッカー W 杯アジア最終予選の日本 vs オーストラリア戦を見てみました。

この試合は後半でオーストラリアに先制点を許したものの、ロスタイムに本田選手が PK を決めて 1 - 1 の同点に。ホームで日本が初の W 杯出場を決めた試合です。多くの人がある部分は集中して見る、ある部分は散漫に見るという両方が存在するであろう番組として分析対象にピックアップしました。

ハーフタイム後の後半において、試合内容が盛り上がると検索サイトやメール/ SNS 利用のマルチスクリーン行動が増えていたことが確認できました。さらに、オーストラリアが何かやった時には検索が増え、日本が何かやった時にはシェアが増える傾向が見られました。



5 つのグループ別に見ると、特に「探索ナルシスト」と「社交的ハンター」で活発でした。探索ナルシストは、サッカーの試合をテレビで受動的に見るのではなく、目的を持った態度で、わからなければ調べ、おもしろければ伝えるという 1 つのイベントとして楽しんでいる様子がうかがえます。

社交的ハンターは、テレビを見る時間は全体では長くはないですが、見ている時はそれを娯楽ではなく情報として捉え、シェアしようとするモチベーションが高いからだと思われます。このようにマルチスクリーン行動でもグループごとに特徴があり意味も違うのです。

■生活者を理解する

最後に、今回実施したマルチスクリーン調査からわかったことのまとめです。
  • マルチデバイス環境は進み、情報行動の多様性をより強めることになる。マルチスクリーン ユーザーが一様に同じ情報行動を取るわけでない
  • メディア接触行動ではそれぞれ特徴のある 5 つのグループに分類できた。パソコンが普及してテレビが見られなくなった、モバイルが普及してパソコンが使われなくなった、というような単純なトレードオフは見られない
  • 5 つのグループは性別年代のデモグラによって分離されるものではなく、情報に対する考え方、性格、社会的役割などが複合的に入り混じった結果と考えられる
以上を受けて、マルチスクリーン ユーザーへのマーケティング、特にコミュニケーションのアプローチはどう考えればよいでしょうか?

例えば、5 つのグループのうち、「探索ナルシスト」は納得するまで調べるなど情報に対して目的を持った態度が見られます。彼ら / 彼女らにアプローチをするには、オウンドメディアの整備が欠かせないでしょう。ネットワークづくりが好きで情報発信も積極的な「社交的ハンター」に対しては、オンラインの SNS で情報を提供することで、自発的な情報発信が期待できます。

これらは一例にすぎませんが、広告やメディアプランなどのコミュニケーションのためには、生活者の行動をより正確に観察するということが重要です。生活者を理解し、その上で、自分たちのメッセージとして何を伝えるか、なぜそれを伝えるのか。伝えたい生活者のメディア接触、情報行動に合ったマーケティングやクリエイティブ / メディアプランニングが必要なのです。

自社ブランドのターゲットが、例えば、女性の F1 層( 20 - 34 歳)であっても、その中にはテレビを好んで見る人たちもいれば、スマートフォンを中心に情報接触をしている人たちがいます。両方を使う人もいます。SNS で情報発信をするのが好きな人もいれば、検索をし積極的に情報を取りにいく人もいます。

メディアを介して自社のブランドを知ってもらい、使ってもらい、好きになってもらう。マルチデバイス環境が進むことで生活者のメディア環境は多様化していますが、だからこそ、生活者を理解した上でのマーケティング活動は今後も欠かせないのです。

Posted by 水谷嘉仁 - ソリューション エキスパート

ほとんどの検索広告はキーワードに基づいて Google 検索結果に表示されますが、動的検索広告ではキーワードではなく、ウェブサイトのコンテンツに基づいて自動的に広告が表示されます。したがって、キーワードを指定したり、ウェブサイトへのページの追加や削除を Google に報告したり、サイトの商品やサービスのページごとに広告を作成したりする必要がありません。動的検索広告は管理が簡単で、自動生成され、より多くのトラフィックを獲得でき、さらにキーワードを長々と作成する必要がないので便利です。

動的広告ターゲットと一致する検索が発生すると、広告のタイトルとテキストが生成され、ウェブサイトで最も関連性の高いページへのリンク先 URL が設定されます。広告見出しは、検索で使用されている語句と広告のリンク先ページのコンテンツを合わせて動的に生成され、広告の残りの部分には、キャンペーンでテンプレートとして設定した内容が使用されます。

動的検索広告を効果的に活用するためには、ウェブサイトの構成にあわせてテーマ別に広告グループを作成し、適切な動的広告ターゲットを設定します。動的検索広告は広告主のビジネスやキーワード キャンペーンの運用次第で、アシスト クリックとして間接的にコンバーション獲得に貢献したり、ラスト クリックとして直接的にコンバーション獲得に貢献したりします。動的検索広告運用開始後には、検索語句レポート検索ユーザーの行動経路(サーチ ファンネル)を活用して、広告グループごとにより適切な広告テキスト入札戦略を検討してください。

表 1. 動的検索広告のベスト プラクティス
ターゲット
入札単価
  • 検索キャンペーンの部分一致キーワードやフレーズ一致キーワードの入札単価を目安とする。
  • 入札戦略を活用して、アシスト クリック タイプには [クリック数の最大化] や [検索ページの場所を掲載対象に設定]、ラスト クリック タイプには [目標コンバージョン単価(CPA)] で最適化する。
広告テキスト
予算


1. 動的検索広告とその他の製品との組み合わせイメージ


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たとえ数百万のキーワードを運用して、高いインプレッション シェアを維持していたとしても、それらの掲載結果データは設定されたキーワードに基づく範囲に限定されます。動的検索広告は、キーワードに基づく広告を補完するように機能するため、新たな広告掲載機会の開拓につながります。

ここでは、動的検索広告を新規に導入してロングテールの検索語句の掘り起こしと広告運用の効率化に成功した事例を紹介します。


動的検索広告の新規導入【株式会社リクルートライフスタイル】

導入の背景

株式会社リクルートライフスタイルでは、宿・ホテルの宿泊予約・ダイナミックパッケージを手がけるじゃらんnet を運営しています。検索ユーザーが使用する検索語句は多岐にわたるうえに、取り扱い施設の情報も随時更新されるため、それらの変化にキーワードのみで対応するのには限界がありました。このたび、秋から冬にかけて高まる温泉宿泊施設の予約需要を効率よく取り込むために動的検索広告を実施しました。

導入後の成果

じゃらんnet では、わかりやすいウェブ サイトの構成で充実したコンテンツを継続的に更新しています。動的検索広告によって、Google 検索にインデックスされている数十万以上のウェブページの中から特定のカテゴリを効率的、かつ、効果的に広告を運用することができました。動的検索広告の導入により、運用開始後 6 週間でアカウント全体のクリック数は 10%、コンバーション数は 9% 増加しました。通常のキーワード キャンペーンは動的検索広告よりも優先的に表示されるため、動的検索広告の掲載結果は新たに獲得されたことを意味します。また、他の温泉関連のキーワード キャンペーンの平均掲載結果を 100 とした場合、動的検索広告のクリック率 (CTR)は 7% 高く、かつ、平均クリック単価(CPC)や平均コンバーション単価 (CPA)は 40% 以上低く、効率よく運用できていることがわかります。


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成功のポイントと今後の展開

「じゃらんnet は、Adwords 検索ネットワーク広告で数百万に及ぶキーワードを運用し、ユーザーのニーズを漏れなくカバーすることを心がけています。しかしながら、数百万キーワードを運用していても、まだまだユーザーニーズはカバーできておらず、さらにテールキーワードの入稿を強化して獲得件数の強化や効率化を進めたいと考えていました。

動的検索広告はウェブサイトのコンテンツに基づいて自動的に広告が表示されるため、上記のようなテールキーワードの強化につながる施策であると判断し、温泉関連のコンテンツを対象に活用をはじめました。

実際に運用を行ってみたところ、タイプミスや誤変換、宿泊施設の住所やキャッチコピー、温泉の特徴を示す語句での検索など、今まではカバーしきれていなかったロングテールワードからのコンバージョンを数多く発見することができました。


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そして動的検索広告から発見したキーワードを通常のキーワードとして入稿することで、動的検索広告によるキーワードの掘り起こし→入稿キーワード数の増加→コンバージョン数の増加といった運用サイクルを確立しています。


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現在はエリア関連のコンテンツに対しても動的検索広告を導入中です。今後は、航空券+宿泊予約サービスの「じゃらんパック」などへの導入、サイトリンク、入札戦略、リマーケティングなどの他の広告機能との組み合わせによる効果の最大化を検証していく予定です。」(株式会社リクルートライフスタイル ウェブマーケティング 1 グループ  松浦 陵介 様)

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株式会社リクルートライフスタイル
宿・ホテルの宿泊予約・ダイナミックパッケージを手がけるじゃらんnet を運営。
http://www.jalan.net/

Posted by Kensaku Nakayama, Yuki Yoshino / Mobile Apps Solution Specialist


シリコンスタジオ株式会社はゲームコンテンツ向けのミドルウェア開発を主軸とし、携帯電話用ゲームのコンテンツ開発、オンラインゲーム環境の構築事業、デジタルクリエイター派遣事業など 4 つの事業を中心に活動している日本のコンピュータゲームソフト制作会社です。

携帯電話用ゲームのコンテンツ開発の一環として 2013/7/9 にスマートフォン向けアプリ『MONSTERTAKT』の Android 版を、2013/10/4 には iOS 版を順次リリースしました。

『MONSTER TAKT』は不思議なタクトを手にした主人公がモンスターを操り、強敵と戦うシミュレーション RPG です。

今回は、モバイルアプリ用のリマーケティング機能を活用し、アプリから離れてしまうユーザー(休眠ユーザー)の呼び戻しに成功した事例をご紹介します。


導入の背景
リリース直後より Google AdWords を利用し、新規ユーザーの獲得を効果的に進めていました。しかし、徐々にアプリから離れてしまうユーザー(休眠ユーザー)も増加し始めました。

休眠ユーザーに対してアプリ復帰を積極的に促す方法を探していたところ、インストールしたユーザーに広告配信できる「リマーケティング」の機能を知り、導入を決めました。


リマーケティングの活用戦略
広告内容を検討する中で、ユーザーが休眠した理由について以下の 3 つの仮説を立てました。
  1. ゲーム内通貨(魔獣コイン)の配布が十分でなかった可能性
  2. ゲームのステージ(クエスト)追加が遅かった可能性
  3. モンスター追加が足りていなかった可能性
上の仮説に沿って広告を作成し(下図参照)、更にユーザーの休眠期間ごとに広告を分けて配信を行いました。



▲ リマーケティングで使用した広告バナー 3 種
  左上: コイン配布    右上:クエスト追加
  左下: モンスターの追加


導入後の成果
リマーケティングを導入した結果、多くの休眠ユーザーをアプリへ復帰させることに成功しました。掲載結果では通常のキャンペーンに比べてクリック率は 3-4 倍、コンバージョン率は 2-3 倍となりました。また広告内容については、コイン配布に言及するバナーが最も効果が高く、特に休眠期間が 2 週間以内であれば復帰率が高いことも確認できました。


モバイルアプリ プロモーションの可能性を広げる
このようにプッシュ通知だけでなく、イベント情報などを能動的に発信できるようになったことで、インストール後も含めたプロモーション計画が重要となってきました。ユーザ数を増やすと同時に、獲得したユーザのエンゲージメントを高める施策を作っていくことが今後のポイントとなってくると考えられます。

*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。

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シリコンスタジオ株式会社

シリコンスタジオ株式会社は、日本のコンピュータゲームソフト制作会社。ゲームコンテンツ向けのミドルウェア開発を主軸とし、携帯電話用ゲームのコンテンツ開発、オンラインゲーム環境の構築事業、デジタルクリエイター派遣事業など 4 つの事業を中心に、多くの人々に感動を与えられる企業を目指している。
http://www.siliconstudio.co.jp/

「アプリのリマーケティングを利用し、休眠していたユーザーの呼び戻しが広告で実現できたことに非常に満足しています。」広報/マーケティング部  山下 詠希氏

Posted by 多田 翼 / マーケティングリサーチ マネージャー

2013 年、富士山がユネスコ世界文化遺産に登録されました。

私はそのニュースをテレビで見た時、ふと、日本で 2 番目に高い山はどこかが気になりました。自分ではすぐに思い出せなかったので、スマートフォンで「日本で 2 番目に高い山は」と検索してみることに。手元の小さなスクリーンには山梨県の「北岳(きただけ)」と表示されました。

今、多くの人がパソコンだけではなくスマートフォンも持つようになっています。タブレットの利用も増えてきているようです。このようなマルチデバイス環境下で、人々はどのような情報行動を取っているのでしょうか?マルチデバイスを保有する誰もが、スマートフォンを片手にテレビを見ているのでしょうか?



Google では、マルチデバイス環境化における、ユーザーのメディア情報行動を明らかにする「マルチスクリーン調査」を実施しました。ここでは、調査結果をご紹介します。

■シングルソースパネルでの分析

今回の調査ではインテージ社のシングルソースパネル「i-SSP」のデータを使いました。

シングルソースパネルでは、調査対象者一人ひとりのパソコン・スマートフォン・テレビの視聴行動を詳細に分析することができます。パソコンとスマートフォンのブラウザからのインターネット利用や、スマートフォンのアプリ利用、テレビでは対象者が家庭内で見たテレビ番組や CM(録画視聴含む)が分析対象になります。ユーザーの記憶には残らないような情報接触行動まで分析することができます。

今回の調査対象者は、テレビがあり、パソコンとスマートフォンを保有しているマルチデバイス環境下の人としました。シングルソースパネル内から該当する約 500 人を選び、マルチデバイス保有人口構成に合わせ、2013 年 6 月 1 日から 6 月 30 日の 1 ヶ月間のメディア行動を分析しました。ちなみに、テレビ・パソコン・スマートフォンを保有している人は 3 人に 1 人の割合です(日本全国の 20 代〜 60 代男女 / 2012 年インテージ調べ)。

■メディア行動でマルチスクリーン ユーザーを分類すると・・・

まず取り組んだ分析として、マルチスクリーン ユーザーのメディア行動を分類しました。

テレビ・パソコン・スマートフォンを使って、①いつ、②どれだけの時間をメディア視聴しているかの行動の違いに着目しました。この条件でメディア行動が似ている人が同じグループに属するよう統計的に分類した結果、5 つのグループができました。

5 つのグループに対し、視聴テレビ番組・インターネットサイト / 利用アプリ・購買意識や生活意識などの各種データから特徴を明らかにし、それぞれに名前をつけてみました。以下の()内の % の数値は、テレビ・パソコン・スマートフォンを保有している人を 100 とした場合の人数構成比です。

1. キマジメ大食らい(全体の 22%)


  • デバイス利用時間全体が長く、朝起きたら “ON” 状態にするのが習慣。雑誌の購読数も多く、ニュースや情報番組で知識をどんどん蓄積させていく。メディアは取捨選択型ではなく追加型
  • 人付き合いに関しては、これ以上は広げなくてもいいと感じている
  • 買い物をする時はしっかり検討する慎重派
2. ハラハチブ自由人(全体の 15%)


  • テレビを見るのは夜くらいで、それ以外の時間では見ないほう。パソコン利用も夜型。スマホ利用は比較的少なく、パソコンを使う。雑誌はあまり読まない
  • 心にゆとりをもって自分だけの時間を大切に過ごしたい。広く浅い人付き合いを好まず、ガヤガヤした場所が苦手。SNS も騒がしい空間と感じる
  • ものを買う時に比較検討はあまりしない
3. ヒマツブシ貴族(全体の 30%)


  • テレビもパソコンもスマホも楽しく時間をつぶすため。テレビ番組はワイドショー好き。スマホでは写真を撮ったり、動画を見たり。家にいる時間はテレビをつけながらパソコンやスマホを見ている
  • 何でもネットで済ませてしまわず、生活の充実感はリアルな人間関係の中で感じていたい。付き合いや交際のための支出は削れない
  • ショッピングが好きで、ついつい衝動買いしてしまうことも
4. 探索ナルシスト(全体の 22%)


  • パソコン利用が少なく、メインデバイスはスマホに移っている。気になったことはすぐに調べたい性格で、家でパソコンを立ち上げるまで待てずにスマホで検索
  • 他人にどう見られるか?ではなく、自分は自分という意識が強い。情報に踊らされるのではなく、自分の価値観を重視したい
  • 価格サイトや企業の HP をスマホからチェック、ネットショッピングをするときはパソコンの大画面で慎重に行う。スマホとパソコンのメディア間の使い分けが明確
5. 社交的ハンター(全体の 12%)


  • テレビよりもパソコンやスマホの利用時間が長い。テレビ・パソコン・スマホは深夜帯 (23 時以降)での利用が多いのが特徴。オンラインはつながるため、情報を得るためのもの
  • たくさんの人と交流できる場所、ネットワークづくりが大好き
  • 人とつながるために、常にアクティブに情報を収集し、自分で編集・加工して発信。パソコンやスマホをフル活用して、SNS やメッセージアプリから気に入ったブランドや話のネタになる情報をシェアしていたい
メディア行動によるグループ分けからわかったことは、マルチスクリーン ユーザーのメディアとの関わりは全員が一様ではないこと、パソコンやスマートフォンが普及したからテレビが見られなくなったなどの単純なトレードオフではないということです。今回の分析では 5 つのグループに分かれたように、多様性も無限ではありません。

この 5 つのグループ分類において、もう 1 つ発見がありました。性別年代の偏りが私たちが事前に思った以上に小さかったことです。

これまで多くのメディアプランナーは、メディア行動に影響する要因は男女や年代であると考えてきたと思います。テレビはテレビ、パソコンはパソコンとしてとして捉えると、そのような結果になることが多いからです。しかし、これをテレビ・パソコン・スマートフォンのクロスメディアで捉えると、その定説は必ずしも当てはまらないのです。

分析結果の前編はここまでです。

次に進めた分析では、テレビの視聴中にパソコンやスマートフォンをどのように使っているかを明らかにしました。結果については、後編でご紹介いたします。

後編はこちら

Posted by 難波美和 AdWords サポート チーム

先日の本ブログでもご紹介した通り、Google 公式フォーラムでは、豊富な知識と経験を元に特に目立った貢献をして下さっているメンバーの方々をトップレベル ユーザーと呼んでいます。

この度 AdWords フォーラムでは、新たに里村仁士さんをトップレベル ユーザーとしてお迎えすることになりました。

そこで、里村さんに加え、小西一星さん、鷲見貴人さん、藤原彰二さん、鳴海拓也さんの計 5 名のトップレベル ユーザーの皆様にお集まりいただき、AdWords やフォーラムについてお話しいただきました。

5 名の方々の詳しいプロフィールについてはこちらをご覧ください。



「周りに聞く人がいない分、自分で情報を収集しに行っていました。フォーラムで質問をしたこともあります。」(里村さん)

-- AdWords を始めた当初のことを教えて下さい。

鷲見さん:2004 年頃だったと思うのですが、そのとき僕は海外で仕事をしていました。渡された本やその著者のブログとか、英語版のフォーラムを見ながらやっていました。

小西さん:僕は 2008 年くらいです。広告代理店を経て、独立しました。

鳴海さん:2006 〜 2007 年くらいになるんですが、自分でサイト作ったりしていたのがきっかけでした。その後広告代理店で 5 年くらい働いて、独立しました。

-- 当時、周囲に AdWords 運用者はいましたか?

藤原さん:僕は代理店に勤めていましたが、2007 年当時、AdWords の運用についてのノウハウは確立していなかったので、良いチャンスだと思って取り組んでいました。

里村さん:2011 年の 2 〜 3 月頃に始めて、最初は 1 人だけで手探りの中やっていました。周りに聞く人がいない分、自分で情報を収集しに行っていました。当初は電話サポート*もなかったので、ブログを拝見したりとか、自分でフォーラムに書き込んで鷲見さんに答えていただいた時期もありました。

*電話サポートは 2011 年 7 月開始


「キーワードと広告文とグループ分けに全力を注ぎ、仮説を立てて検証できるようにしておく。新しい機能が登場しても、基礎の重要性は変わらない。」(小西さん)

-- 今より情報もサポートも少なかった時代に AdWords を始め、苦労されたこともあるかと思います。そんな皆様から、今 AdWords を学んでいる方へのメッセージをお願いします。

鳴海さん:単純に大変だと思います。僕らが始めた頃にはリマーケティングなんてなかったし、スマホもなかったし。

鷲見さん:でも、やらないと分からないよね。やりながら、つまづいたら調べて。

小西さん:個人的には、AdWords 特有の機能のことを最初から深く考えなくてもいいと思います。僕もはじめ、マッチタイプも全然理解せずにやってたんですよ。全部部分一致にしたりして。

あと、コンバージョンのカウントが、クリックした日につくって知らなくて。2 週間後に見直したらコンバージョン数が増えていて驚いたこともありました。

でも、キーワードと、グルーピングと、広告は、最初からすごく気にしていました。1 か月位かけて作ってましたし。それが結果に結びつくのは、昔も今もあまり変わらなくて。

藤原さん:結局、その方が品質スコアも上がりますからね。

鷲見さん:最初から完璧に作り込んで、100 点にしてからスタートする、というのはありえない。

小西さん:仮説をしっかり立てるのが大事だと思います。失敗した時や成功した時にその要因を分析できるようにしておいて、改善につなげられることが一番大事だと思うんですよね。

里村さん:あと今は AdWords ヘルプ以外にもビジュアルナビ*とか、わかりやすいサイトもありますし、電話サポートでも丁寧に答えてもらえるので、どんどん活用していただくとよいと思います。

*ビジュアルナビ: 日本のサポート チームによる運用サポートサイト


「情報をウェブ上にストックし、海外と日本の情報量の差を埋めたかった。その手段は、自分のブログでなくてもよかった。」(鷲見さん)

-- フォーラムへの参加はボランティアですが、ここにいる皆様は多くの時間を割いて回答して下さっています。フォーラムで投稿するようになった経緯や、回答を続けている理由を教えて下さい。

鷲見さん:帰国したら日本にはあまり情報がなかったので、自分のメモ帳がわりにブログを始めました。海外との情報量の差を埋めたい一心で書いていたので、それが自分のブログじゃなくても何でもよくて。

フォーラムはたまたま見つけたのですが、回答がないものも多くて。それに回答して、ウェブ上に情報をストックしていけば効率がいいと思って使い始めました。

それから「ありがとう」がだんだん嬉しくなってきて。「うまくいくようになりました、ありがとうございます」という声がモチベーションだった気がする。

小西さん:僕は鷲見さんに誘われて始めました。もともと勉強会をやっていたので、その延長線上というか。まだ自分がやっていないビジネスの話も聞けて、自分の勉強にもなるので。

鳴海さん:僕が知ったのは、検索エンジン経由なんですよ。分からないことがあって、検索していたら、フォーラムを見つけて。アウトプットしたら勉強にもなるだろうと思って始めました。

藤原さん:僕は一度経営側に回っていたので、管理画面を触る時間が減っていました。エンハンスト キャンペーンが出てきて、一から勉強し直したいということもあって、回答し始めました。サンフランシスコに行きたいのもありましたけど。

鳴海さん:僕もそれはありました。

      
秋にカリフォルニア本社で行われたイベントに参加する藤原さん(左)と鳴海さん(右)

里村さん:僕はトップレベル ユーザーを目指そうと思ったときには、そのイベントの存在は知らなかったんですよ。

答えていくうちに、「助かりました、ありがとうございます」というコメントや、ベストアンサーを頂けるようになり、これはやりがいがあるなと。



「教える人、回答する人、見る人と分かれるのではなくて、回答する側に回っている人も、もっと無邪気に質問をすればよいと思う。」(藤原さん)

-- フォーラムの参加者や、トップレベル ユーザープログラムに関心がある方へのメッセージをお願いします。

鳴海さん:僕もフォーラムを見て勉強した方なので、質問したい人の気持ちもわかってるつもりなんですよ。なので、どんどん書いてほしいっていう気持ちはありますね。

藤原さん:もっと無邪気に質問をしてもらっていいと思う。無邪気に質問をする人が、気づいたら最終的に質問を受ける側になりましたっていうケースがもっと増えればいい。海外のフォーラムでは、答える人も質問してますよね。

鷲見さん:してるね。(日本では)教える側は質問しちゃいけない雰囲気があるよね。

鳴海さん:正直、僕らも分からないことはありますよね。

小西さん:日本だと、オンラインとなるとみんな構えるし、変なことを言ってはけない、聞いてはいけないとみんな思ってしまう。そんなに意識しないで、すっと投稿してみると、大したことないって分かるので、最初の一回目を臆せずやってみたらいいんじゃないかなと。

鷲見さん:もっと気軽に入ってきたらいいよね、回答する人も。

「トップレベル ユーザーに向いているのは、ただ知識があるだけではなくて、AdWords が好きな人。」(鳴海さん)

小西さん:トップレベル ユーザーになるかどうかに関わらず、フォーラムで投稿したり回答したりすると、勉強になると思います。

藤原さん:共通認識は皆さん、勉強になるっていう話ですよね。

鳴海さん:継続的に投稿しなくちゃいけないじゃないですか、トップレベル ユーザーになろうと思ったら。ただ知識があるだけじゃだめだと思うんですよ。ボランティアだし、AdWords が好きじゃなきゃ、だめだと思うんですよね。


トップレベル ユーザーの皆さま、ありがとうございました。

フォーラムではこの後、この 5 名の方々に順番に 2013 年を振り返っていただく連載を予定しています。

2013 年 12 月 20 日追記

トップレベル ユーザーの方々による、「2013 年を振り返る」連載が始まりました。
第 1 弾 : 小西一星さん「運用に関する意識の変化が起きた
第 2 弾 : 里村仁士さん「利便性・戦略性の向上、そして初心。
第 3 弾 : 鷲見貴人さん「新しい機能が導入されても本質は変わらない
第 4 弾 : 藤原彰二さん「「ターゲティングの方法」「自動化」「配信枠のリッチ化」
第 5 弾 : 鳴海拓也さん「時代の流れにうまく乗ることも大事と改めて気づいた1年
あわせてご覧ください。

Posted by マーケティング マネージャー 西村 亮

先日お知らせしたように、これまで独立したサービスとして代理店向けにご提供していた認定資格プログラム、オープンビジネスパートナー プログラムなどの各種プログラムはこの度、Google Partners プログラムとして生まれ変わりました。

既に本プログラムに参加された皆様には、この場をお借りしてお礼を申し上げます。本日は、サポート窓口に多く寄せられるご質問をご紹介しますので、これから参加される皆様の参考となれば幸いです。

[プログラム全体に関するご質問]

Q. 従来のプログラムとは何が違うのですか?
A. これまで個別に存在していた Google 認定資格試験受験ポータルやそのための学習コンテンツを Google Partners ポータルから一括で確認できるようになりました。

また、Google に認定されたことを示すバッジも Google Partner バッジとして生まれ変わり、その取得にあたってはより厳しい基準が設けられております。この厳しい基準をクリアした代理店は Google Partner 検索に掲載され、新規顧客の獲得に役立てることができます。

[個人プロフィールと代理店プロフィール]

Google Partners プログラムでは、個人プロフィール代理店プロフィールの 2 種類を作成できます。

個人プロフィールを作成したら、同僚が作成した代理店プロフィールを探して個人プロフィールとリンクしたり、代理店プロフィールを新規に作成してその管理者となることもできます。

Q. プログラムに参加するメリットと、登録時に必要な情報を教えて下さい。
A. 以下のチェックリストをご参照下さい。

登録種別個人プロフィールのみ作成済みの代理店プロフィールとリンク代理店プロフィール新規作成Partner バッジ取得備考
Google アカウント
MCC アカウント△: プロモーション コードを利用する場合は必要
企業ウェブサイト--
企業ドメインの
メール アドレス
--△: Google+ ページを利用した認証の場合不要
自社ウェブサイトとリンク済みの Google+ 企業ページ--△(メール認証の場合は不要)Google+ ページとウェブサイトのリンクにあたっては、ウェブマスター ツール経由・ないしはサイトへの指定タグの埋め込みを通じた認証が必要
利用できる機能
メリット
・認定資格試験の無料受験
・AdWords に関する情報や資料
・プロモーション コード取得
・営業活動に役立つ情報(セールスハンドブック等)
・代理店向けセミナー
・代理店とリンクしている個人の認定資格取得状況確認・各種レポート
・自社内での資料共有(今後リリース予定)
・Google Partner 検索
・Google Partner バッジ
・Partner 専用トレーニング

Q. 個人プロフィールを作成し、所定の試験に合格しました。個人として資格を証明できるものはありますか?
A. Google Partner バッジは、代理店単位でのみ取得できます。申し訳ありませんが、個人資格を証明する手段については、現状ご用意がございません。
【2014 年 6 月 17 日追記
個人資格認定証をダウンロードいただけるようになりました。この認定証やお名前、所属代理店などが掲載されたプロフィール ページを、一般公開することもできます。手順についてはこちらをご覧ください。

[代理店プロフィール作成に関するご質問]

Q. 代理店プロフィールを作成するにはどうしたらいいですか?
A. まずは、クライアント センターへの編集権限(管理者権限または標準権限)があるメール アドレスで、個人プロフィールを作成します。その後、所属代理店とのリンクを設定する画面で、貴社名で検索します。該当の代理店が見つからなかった場合、新たな代理店プロフィールを作成する画面が表示されます。



Q. 作成の途中で「確認方法」の選択を求められました。これは何ですか?
A. 代理店のウェブサイトの所有者様による申請であることを確認するためのプロセスです。確認の方法は 2 種類あります。

(1)メールによる確認
ウェブサイトとメール アドレスのドメインが一致している場合は、メールでの確認が可能です。

(2)Google+ による確認
ウェブサイトとメール アドレスのドメインが異なる場合も、該当のメール アドレスにて企業用 Google+ ページを作成し、そのページとウェブサイトをリンクすることで、確認が可能です。

Google+ ページを作成する方法についてはこちらを、ページとウェブサイトをリンクする方法についてはこちらをご覧ください。

Q. Google+ による確認を選択し、ページの作成とリンク設定が完了しました。横のボックスには何を入力すればよいですか?
A. Google+ の ID をご入力ください。例えばページの URL が
https://plus.google.com/+GoogleJapanBusiness/about であれば +GoogleJapanBusiness が、https://plus.google.com/115899767381375908215/about であれば 115899767381375908215 がそれぞれ ID にあたります。



Q. 「+ ページが無効です」と表示されます。
A. 所属代理店と Google+ ページがリンクされていない場合や、入力した Google+ の ID が存在しない場合に表示されるエラーです。リンクの方法はこちら

Q. 代理店プロフィールに別の社員を追加するにはどうすればよいですか。
A. その社員の方のメール アドレスで Google Partners プログラムにご登録ください。所属代理店の選択画面で、貴社名で検索します。代理店の選択後、代理店プロフィールの管理者による承認が完了すると、そのメール アドレスが貴社の代理店プロフィールと紐付けられます。手順はこちら

[Google Partner バッジ(旧 認定バッジ)に関するご質問]

Q. これまでの認定資格プログラムとの変更点はどのような点ですか?
A. 大きな変更点は、顧客が最適なサービスを受けているかどうかを図る指標、「ベスト プラクティス」を取得基準として追加した点です。

Q. ベスト プラクティス要件を満たすにはどうすればよいですか?
A. [Partner ステータス] > [AdWords] から [ベスト プラクティス] の項目をご覧いただくと、貴社にとって有効な改善ポイントが表示されます。ベスト プラクティスの詳細についてはこちらをご参照ください。



Q. 要件は満たしているはずなのに、「株式会社◯◯は Google Partner ではありません」と表示されます。
A. 以下の要件を満たしていることをご確認下さい。

1. プロフィールが完成されていること(Google+ ページが必須です。)
2. 認定資格試験(初級試験及び上級試験 1 つ)合格者が 1 名以上所属代理店とリンクされていること
3. MCC アカウント(代理店プロフィールと直接リンクしているもの)の利用状況が基準を満たしていること(クライアント センターを開設してから 90 日以上経過していること、過去 90 日間のうち、60 日以上利用期間があること、過去 90 日間の利用額が 10,000 米ドル以上であること)
4. ベスト プラクティスが基準以上であること

上記 4 つの要件を満たした後、ステータスの反映まで 72 時間ほどお待ちください。

Q. 以前の認定資格バッジは使用できますか?
A. すでにご利用いただけなくなっていますので、新しい Google Partner バッジの取得をお願いいたします。 特にウェブサイト等で利用されている場合には、削除をお願いいたします。Google Partner バッジの利用にあたってはこちらの利用規約をご確認下さい。

Q. Partner バッジはどこでダウンロードできますか?
A. Partner ステータス欄よりダウンロード可能です。
 

[その他]

Q. クライアント獲得のためにプロモーション コードが欲しいのですが。
A. [プロモーション コード] タブからご自身で取得いただけます。上限は 25 枚ですが、さらに必要な方は [追加をリクエストします] からお申込みください。

Q. 今後開催予定のイベントを教えて欲しいのですが。
A. [概要]> [ニュース]タブへ最新のイベント情報を更新していく予定です。但し、イベントへのご参加は既に代理店業務を行っている企業様(または今後代理店業務を行なわれる企業様)へ限らせて頂いておりますので、ご了承下さい。

Q. Google Partner 検索へ自社を表示させたいのですが。
A. Google Partner バッジを取得し、プロフィールの公開設定を「Google Partners プログラムで検索可能」に変更してください。顧客からの問い合わせについては、[クライアント] > [見込み顧客] タブから管理・返答できます。



Q. メール連絡にチェックを入れたり、住所情報を入力すると、どのようなメリットがありますか?
A. メールでは、最新の AdWords 情報や、各種イベントのご案内を行っております。また、住所情報をご記入頂き、郵送でのプロモーション特典受け取りにチェックをいれていただくと、AdWords ベスト プラクティス改善に役立つ資料や、営業活動に役立つ資料を受け取ることができます。


Posted by 菅野 圭介 プロダクトマーケティングマネジャー

2013 年は、日本の動画広告市場がますますの盛り上がりを見せた年だと言われています。企業の動画広告の活用も本格化し、様々なキャンペーンが展開され、多くの成功事例が生まれてきました。こうした状況の中、マーケティングや動画制作に携わりながら、YouTube の可能性を最大限に活かす方法を探している方もいらっしゃるかもしれません。

本日は、2013 年を通じて日本で人気を博した企業の動画広告を “YouTube Ads Leaderboard” として発表します。今年のランキングを振り返り、来年に向けた動画広告戦略のヒントをぜひ見つけてみてください。

日本では初めてのお披露目となるこの YouTube Ads Leaderboard のランキングは 日本で話題になった YouTube 動画広告ランキングで、動画の人気(自然視聴)とプロモーション(広告での視聴)の組み合わせ *1で算出しています。

*1  YouTube Ads Leaderboard のリストは、一定のアルゴリズムを元に、日本のユーザーに人気の広告動画を算出しています。多くの視聴回数を獲得している企業動画の場合でも、動画視聴率、海外を含む YouTube 動画広告出稿の有無、自然動画視聴の比率、など複数の要素によってランキングに入らない可能性があります。

YouTube Ads Leaderboard - Japan 2013 年に日本で人気を博した動画広告のトップ 10
(2013 年 1 月〜11 月 集計)

1.
動画タイトル :【スプライト】 TVCM「スプラッシュ自販機」篇 15秒 メイキング特別映像 「スプラッシュ自販機のすべて」 Sprite TVCF 
企業・ブランド : 日本コカ・コーラ / スプライト

※動画の掲出期限が過ぎたため、当ブログでのご紹介を終了しています(12 月 26 日追記)


2.
動画タイトル : TVCM「ふなっしー/お・も・て・なっしー」篇 動画リンク
企業・ブランド :ドワンゴモバイル / dwango.jp




3.
動画タイトル : EXTREME DRIVING WITH Ms.SEXY (Conducción extrema con la señorita SEXY) 動画リンク
企業・ブランド :  SUBARU / フォレスターライブ




4.
動画タイトル : 【スプライト】 スプラッシュ自販機 ドキュメンタリームービー vol.2 ~伊豆白浜~ Sprite 
企業・ブランド :  日本コカ・コーラ / スプライト

※動画の掲出期限が過ぎたため、当ブログでのご紹介を終了しています(12 月 26 日追記)


5.
動画タイトル : NIKE BASEBALL 選手宣誓 (SUBTITLE AVAILABLE) 動画リンク
企業・ブランド : ナイキジャパン




6.
動画タイトル : #PlayStation2013 動画リンク
企業・ブランド :  ソニーコンピュータエンターテイメント / プレイステーション




7.
動画タイトル : ドリームブラ ショートムービー 動画リンク
企業・ブランド :  ピーチ・ジョン / ドリームブラ




8.
動画タイトル : 矢沢永吉が熱唱!HeyJude(ヘイジュード)【公式】 動画リンク
企業・ブランド :  サントリー / ザ・プレミアム・モルツ




9.
動画タイトル : 【PV】 I Love Lideo / デジタル本兄弟 動画リンク
企業・ブランド :  BookLive! / デジタル本兄弟




10.
動画タイトル :TVCM | au「FULL CONTROL / REAL」篇 60秒 動画リンク
企業・ブランド :  KDDI / au




いかがでしたでしょうか?今年、日本でもっとも視聴された YouTube 動画広告は 日本コカ・コーラ社のスプライト キャンペーンでした。最後に、2014 年に向けての示唆として、このランキングから YouTube での動画活用におけるポイントをいくつかまとめてみたいと思います。

1. デジタルはクリエイティブの可能性を拡げる : YouTube における企業のコミュニケーションでは、15 秒や30 秒といった時間的な制限に捕らわれない表現が可能になりました。ショートムービーや PV、そして長尺のメイキング映像など、ブランドの世界観やストーリーをドラマティックに伝える動画が数多くランクインしました。

2. made-for-web の機運 : 今回ランクインした約半数の動画は、made-for-web、つまりウェブで展開されることを前提とした内容ものでした。1.で挙げた表現の幅の拡がりや、視聴者とのインタラクションや共有を前提としたコンテンツや動画広告が、今後より一般的になってくるのではないでしょうか。

3. 著名人、キャラクター、音楽、テレビコマーシャルの有効活用  : 一方で、テレビコマーシャルで使われた動画の活用も目立ちました。パワフルなクリエイティブやメッセージを YouTube でも活用したり、ウェブ向けに動画をカスタマイズすることで多くの視聴者に受け入れられる可能性があると言えるでしょう。 

日本の YouTube においても、著名人や、特徴的なキャラクター、そして魅力的な音楽はユーザーの関心を惹く要素と言えるでしょう。

2013 年 12 月 26 日追記
掲出期限が過ぎたため、一部動画のご紹介を終了とさせていただきました。

Posted by Brian Marquardt - Google ショッピング グループ プロダクト マネージャー

昨年、Google は米国で無料の認定ショップ プログラム(英語記事)をスタートしました。これは、オンライン ショップで買い物するユーザーの不安を解消することを目的としたプログラムで、ショップの信用を高めてリピーターを増やし、新たなビジネス チャンスの開拓につなげることを狙いとしています。Google では認定ショップ プログラムの提供拡大に尽力しており、今回ついに日本でもパイロット版を展開することとなりました。

優良オンライン ショップが一目でわかる
Google 認定ショップに認定されると、常に優れたカスタマー サポートと信頼できる配送サービスを提供する顧客満足度の高い優良ショップとしてユーザーにアピールできます。

認定されたショップは、Google 認定ショップ バッジをサイト上に掲載でき、信頼性の高いショップであることを証明できます。ユーザーがバッジの上にカーソルを合わせると、ユーザーにとって有益なショップの評価と Google による無料の購入補償についての情報が表示されます。

万一、Google 認定ショップでの買い物に際し何らかの問題が発生した場合は、Google から最大 10 万円の購入補償を含む問題解決サポートが受けられます。

Google 認定ショップ バッジの例


優良ショップのビジネス チャンスの開拓
Google 認定ショップ バッジをサイト上に掲載すれば、安心してそのショップで買い物ができることをユーザーに伝えることができます。米国での成功事例(英語記事)のように、日本のオンライン ショップでも売上の増大に貢献することでしょう。

Google は、今後日本での参加ショップを拡大していく計画です。次にご紹介するサイトには、すでに認定ショップ バッジが掲載されています。

ECカレント
イーベスト
ABC-MARTネット通販
特価COM
プロアクティブオフィシャルサイト
UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE

Google 認定ショップ プログラムには、ユーザーもオンライン ショップも無料でご参加いただけます。Google は、Google 認定ショップ情報を最も効果的に表示する方法を日々模索しているため、別の種類のバッジが表示されるかもしれませんし、場合によってはバッジがまったく表示されないこともあるかもしれませんが、どうぞご了承ください。

オンライン ショップを経営されていて本プログラムにご興味のある方は、Google までご連絡ください。詳しくは、Google 認定ショップ情報サイト http://www.google.co.jp/certifiedshops をご覧ください。

年末年始の Google AdWords チーム営業日についてお知らせいたします。

年末年始のお客様サポート休業について

12 月 28 日(土)から 1 月 5 日(日)は、AdWords のサポートを休業とさせていただきます。12 月 27 日正午以降にお送りいただいたお問い合わせは、年明け 6 日(月)より順次ご回答させて頂きます。通常よりもお待たせする場合がございますが、予めご了承ください。

広告審査について

広告審査には通常 1 営業日いただいておりますが、ご入稿量によってはさらにお時間を頂戴する場合がございます。そのため、余裕を持って広告入稿は 12 月 24 日までに完了していただきますようお願いいたします。25 日以降にご入稿いただいた広告の審査は、年明けとなる可能性がございますが、予めご了承ください。

手動支払いのご入金について
  • 銀行振込 : 銀行でお振込みいただいてからアカウントに反映されるまで、通常 3 営業日(金融機関の営業日)お時間をいただいております。

    ご利用の金融機関の最終営業日が 12 月 30 日であり、年内の反映をご希望の場合は、25 日の営業終了時間までにお振込みのお手続きをお願いいたします。営業日、営業時間の詳細は、ご利用の金融機関までお問い合わせください。

  • コンビニエンス ストアおよびクレジット カード :
    通常どおり、24 時間程度で反映されます。
2013 年も残り 1 か月となりましたが、スタッフ一同、来年もサービスの向上を目指して参りますので、今後とも Google AdWords をよろしくお願いいたします。