Posted by Ads Developer Relations 星 竜一


Ads Developers Relations チームより、AdWords API ワークショップのご案内をいたします。このワークショップでは、AdWords API をお使いの開発者の皆様向けに、AdWords API の更新情報、ベスト プラクティスなどをご紹介いたします。




日時
  • 日時: 4 月 17 日(金)13:30 - 18:00(13:00 -13:30 受付)
  • 場所: Google 株式会社 東京オフィス(六本木ヒルズ森タワー 27 階)

主なトピック
  • AdWords API の最新情報
  • Extension Setting Service の利用方法
  • 改良版 URL への移行方法 (API 利用者向け)
  • 広告カスタマイザ
  • コンバージョン トラッキング
  • 質疑応答


参加ご希望の方は、こちらのサイトの「Registration」メニューよりご登録ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。


なお、本イベントは、AdWords API 開発者トークンを既にお持ちの開発者向けとなっております。開発者ではない方もご参加いただけますが、各セッションは、コード例や、AdWords API に関する技術的な内容となりますのでご了承ください。

Posted by リテール業界担当 インダストリーマネージャー 早崎一朗


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株式会社セブン-イレブン・ジャパンは、クロスメディアを活用した販促キャンペーンを数多く展開しています。特に最近では、ターゲット特性に合うメディアやコンテンツを組み合わせることで、効果的な告知を行っています。その 1 つとして 2014 年 11 月に「エヴァンゲリオン フェア」を実施しました。ターゲット層へ効果的に訴求し、売り上げ増加にもつながった成功事例としてご紹介します。

導入の背景と戦略



セブン-イレブン・ジャパンはアニメ コンテンツを活用するにあたり、TVCM だけでは難しくなってきている若年層へのリーチを伸ばすことをマーケティング目標としました。そこで今回のキャンペーンでは、セブン-イレブン初のオンライン限定動画広告を「エヴァンゲリオン」という、幅広い年齢層に支持されている中でも、特に若年層ファンが多いコンテンツで制作しました。配信するメディアとデバイスに関しても、ターゲットである若年層の利用が高いものへの配信比重を増やす戦略をとりました。

施策における工夫とポイント



「エヴァンゲリオン フェア」は、700 円お買い上げごとにエヴァンゲリオンのオリジナル グッズや商品無料引換券が当たるくじに挑戦できる店頭キャンペーンです。キャンペーンの認知拡大・来店誘引を目的に、アニメの有名なシーンを活用したオンライン限定動画広告を制作しました。エヴァンゲリオン ファンだけでなく、誰もが観たくなる映像になるよう工夫しました(図 1 参照)。



(図 1) YouTube TrueView 広告「セブン-イレブン × エヴァンゲリオン フェア」



配信メディアは、TVCM、ディスプレイ広告、動画広告というクロスメディア展開を選択。そして、ターゲットである若年層の利用が高いメディアとして、YouTube TrueView インストリーム動画広告、YouTube マストヘッド、Google ディスプレイ ネットワークへの出稿比率を高くし、デバイスも若年層の利用が高いモバイル向けの配信を全体の 6 割と強化しました。

施策後の成果



配信開始から 1 週間で「エヴァンゲリオン」動画広告一本の再生数は 200 万回を記録しました(YouTube および自社サイト動画を含む)。デバイス別の視聴回数を見ると、スマートフォン 39%、タブレット 16%、PC 45% と、モバイル デバイスからのアクセスが狙い通り半数を越える結果となりました(図 2 参照)。

モバイル TrueView の視聴者データ分析によると、若年層(20 歳 〜 34 歳)へのオンライン広告リーチのうち、80.6% が男性でした。このことで、モバイル広告に注力した今回の戦略が、TVCM でリーチしにくい男性若年層へ効果的だったことが証明されました。

今回キャンペーンの効果測定の一貫として使用した SSP(シングル・ソース・パネル)によると 12.3% となり、全年齢平均のリーチ率 8.7% と比べて 3.6 ポイント高いリーチを達成しました(図 3 参照)。

また、オンライン動画広告のリーチ獲得コストが他メディアと比べて非常に低いことが分かったということも、今回の成果の 1 つです。店舗でも大きな売り上げ効果があり、動画広告を活用したクロスメディア キャンペーンが店舗売り上げにも貢献することが確認できました。



  (図 2 )デバイス別の動画広告視聴回数      (図 3 )オンライン広告の年齢別リーチ率


今後の展望



「今回の施策でオンライン動画の効果を数値として確認でき、店舗売上・客数の増加にもつながりました。特に若年層へのモバイル広告は有効で、今後も、ターゲット層への最適な広告施策として積極的に取り組みたいと思います。

YouTube 施策は、調査結果のすべての指標において数字が良く、高いポテンシャルを感じました。PC、タブレット、スマートフォンなどの特性を考慮し、ユーザーへ効果的に告知を実施していくことが、今後さらに重要になると考えています。」
(販売促進部 総括マネジャー 藤田 重人 氏)


*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。

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株式会社セブン-イレブン・ジャパン
http://www.sej.co.jp/index.html
•「既存中小小売店の近代化と活性化」と「共存共栄」を理念に掲げ、1973 年に創業。フランチャイズ方式によるチェーン化、システム化によるコンビニエンスストア事業を全国で展開。現在の店舗数は、全国に約 17,000 店以上

Posted by Geoff Menegay - AdWords プロダクト マネージャー

キャンペーンの管理をさらに手軽に



このたび、Android 向けの AdWords アプリをリリースしました。このアプリを利用すれば、広告の掲載結果の確認や管理などを、スマートフォンで気軽に行うことができます。

AdWords アプリでできること:
  • キャンペーンの掲載結果を表示
  • 入札単価や予算を変更
  • 通知やお知らせをリアルタイムで確認
  • 提案に従ってキャンペーンを改善
  • AdWords サポートへのお問い合わせ

 



Philly Marketing Labs の有料検索担当シニア マネージャー Tommy Sands 氏は「携帯端末しか持っていないときも AdWords アカウントの状況をすぐに確認して対応できるので、より効果的かつ効率的なキャンペーン管理が可能です。どこにいてもすぐに必要な情報が入手できるのは安心ですね。」と話します。

外出中でも状況を確認して対応



アプリを開けば、クリック数、費用、コンバージョン数などの情報がすぐに表示されます。広告グループ別、曜日別、デバイス別といった踏み込んだ分析も可能です。

キャンペーンの掲載結果は予期せぬタイミングで変化することもありますが、アプリがあれば、オフィスで机に向かっていなくても即座に対応できます。たとえば最も成果が出ているキャンペーンが予算を使い切っていることが判明したら、すぐに調整を加えて売上の損失を避けることができます。タイミングが重要なキャンペーンを、アプリから一時停止したり再開したりもできます。

また、個別の提案をアプリで受け取り、その場で対応することも可能です。たとえば入札単価を調整することで広告の表示回数を増やせる可能性がある場合、アプリで通知を受け取り、その場で変更を加えることもできます。


  

アプリのダウンロード



AdWords アプリは Android 4.0 以上のデバイス向けに提供中です。Google Play ストアよりダウンロードしてお試しください。ヘルプセンターではさらに詳しい情報をご覧いただけます。AdWords アプリをご活用いただき、ご意見やご感想をお聞かせください。


Posted by 水谷 嘉仁 - パフォーマンス ソリューション エキスパート  近藤 なつ美 - アカウント マネージャー

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 アルバイト求人サイト「ジョブセンス」や転職求人サイト「ジョブセンスリンク」など、インターネット メディアを運営する株式会社リブセンス。ユーザー ニーズが多様化し、ダイナミックに移り変わる市場環境に、柔軟かつスピーディーに対応するビジネス戦略が求められています。この事例では、モバイルサイトと PC サイトのユーザー エクスペリエンスを改善し、特にモバイルからの応募数の拡大に成功した取り組みをご紹介します。

導入の背景と戦略



株式会社リブセンスは、成果報酬型ビジネス モデルを活用したアルバイト求人サイト「ジョブセンス」などを中心に事業を拡大してきました。さらなる拡大に向けて、コンバージョン(応募)数増加のための選任プロジェクト チームを 2014 年 10 月に立ち上げました。目標達成のためにチームが選択した戦略は、モバイルと PC サイトのユーザー エクスペリエンスを徹底的に分析、改善し、コンバージョン率を上げるというものでした。そして、近年流入が増えているモバイルサイトでのコンバージョン数拡大に注力する方針としました。

施策における工夫とポイント



多様なコンバージョン経路を分析するため、同一セッション内でコンバージョンした場合だけでなく、一旦離脱した後にコンバージョンした場合のデータを収集しました。そしてコンバージョン パスのページ遷移をモバイルと PC サイト別に分析し、コンバージョンに対する貢献度が高いページから優先的に改善に取り組みました。

ページの改善策を決めるにあたっては、世界中 100 以上の主要ウェブサイトを研究したり、Google の提唱する [モバイルサイトの 25 の設計指針] を参考にしたりと、約 70 の改善策を考案しました。その中でも、コンバージョンに対する貢献度が最も高かったモバイルの応募フォームの改善は、求人情報を掲載いただくお客様との調整が必要でした。そのため営業チームと協力するなど社内外の協力を得ながら、必須入力項目を可能な限り簡略化し、応募フォームの長さを約半分にまで改善しました(図 1 参照)。

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(図 1)応募フォームの改善例



さらにリアルタイムで入力エラーを表示したり、1 度応募したユーザーに対して前回の必須入力項目を自動で補完したりするなど、ユーザーの入力作業の効率化も行いました。この他に、求人詳細ページの検索結果を並べ替える機能を追加しました。

また、求人情報の比較検討が簡単にできるようにするなど(図 2 参照)、最終的には約 40 個の改善策を実行しました。

施策は段階的に導入し、専任の開発リソースを確保して継続的に A/B テストを行うなど、効果を検証しながら進めました。

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(図 2)求人詳細ページの改善例



施策後の成果



今回テストを実施した改善策のうち、十分な効果が確認されたものは約 25 個ありました。なかでもモバイルの応募フォームの簡略化が予想通り最も効果があり、コンバージョン率(応募率)は 約 17 ポイントも改善されました。

全体のコンバージョン率については、テストを開始した 2014 年 10 月を基準として 12 月時点で約 20 ポイントの改善となりました(図 3 参照)。またモバイルのコンバージョン数についても、2014 年 10 月を基準として 12 月時点で 56 ポイント改善しています(図 4 参照)。

リブセンスでは、2014 年 9 月末から改善案の検討を開始し、すぐに改善を実施しました。さらに、結果の検証も 12 月末までに完了させました。ユーザーの変化に柔軟に対応するためにスピーディーに取り組んだことも大きな成功要因と言えるでしょう。


(図 3)全体コンバージョン率の推移                  (図 4)モバイル コンバージョン数の推移



今後の展望



今回の成果を受けリブセンスでは、プロジェクト終了後も定常的に A/B テストを繰り返し、ユーザーの反応を確認する体制に移行しています。検討した改善案のうち、まだ未実施なものを優先的にテストしつつ、予想に反した結果のものを再検証する予定です。検索から応募完了までのステップをできるだけ短くする工夫など、従来のサイト導線にとらわれない改善施策も含め、継続的に模索しています。

「ジョブセンスでは、求職者のスマートフォン利用が増える中、本格的な UI 向上の必要性を感じていました。今回プロジェクト化することによって、未着手となっていた課題の改善だけでなく、チーム全体が改めてユーザー視点に立ち新たな発見をすることができました。

A/B テストを始めた当初は、ボタンの色や文言などの細かいテストで満足してしまいがちだったのですが、テストを重ねるうちに、単なる求人サイトの延長線ではなく、改めてユーザーにとって求人サイトは本来どうあるべきなのか?を徹底的に考えるようになりました。また、Google さんから助言を受けつつ、国内外で様々な事例を調査したことで幅広い施策を数多く実施でき、短期間でのコンバージョン向上に繋がったと思います。

今後もジョブセンスのサービス ビジョン、『ユーザーの未来を輝かせる』の実現に向け、ユーザー視点に立ったサービスづくりに注力していきます。」
株式会社リブセンス アルバイト事業部 メディアグループ 三山 晋大朗 氏

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*PDF 版の事例はこちらからダウンロードできます。
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 株式会社リブセンス
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ジョブセンス(http://j-sen.jp/

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