Posted by 山本誠 - 代理店営業マネジャー



免許百科は全国 140 校の自動車学校が掲載されている教習所のポータルサイトです。広告予算はデジタル広告を中心に利用しているものの、社内に専任の担当が存在しないため、中小・ベンチャー特化でインターネットマーケティングを横断的に支援している広告代理店のソウルドアウトがデジタル広告を運用しています。

今回、免許百科において昨年 10 月にすべての業種で利用可能になった動的リマーケティングを導入して高い成果を上げました。


導入の背景と課題


免許取得のニーズはシーズンによって大幅に開きがあり、春休みや夏休みの繁忙期の顧客成約単価は閑散期の 3 倍に跳ね上がることもあります。この繁忙期の限られた期間の中で効率的に成約数を増やすために、免許百科では動的リマーケティングを活用する前から通常のリマーケティングを利用していました。

通常のリマーケティング実施時には、その他の検索やディスプレイ広告よりも 40% 程度低い顧客成約単価を実現していましたが、ユーザーの教習所ページの閲覧履歴(興味)に合わせて広告を展開できれば、さらに顧客成約単価を下げることができるはずという考えがありました。しかし、通常のリマーケティングでそれを実現するのは困難でした。


解決策 - 動的リマーケティングの導入


2014 年の 10 月に AdWords において EC 業種に限定されていた動的リマーケティングがすべての業種で利用可能になりました。動的リマーケティングを利用するには、対象の商品やサービスのフィードを作成する必要があります。このフィードが準備できていないことが理由で導入が進まないケースがあるのですが、免許百科では広告代理店のソウルドアウト専任担当者主導でサイトの情報を元に「サービス名、画像、価格」などのフィード情報を構築しました。その結果、免許百科では動的リマーケティングが利用できるようになった直後の 2014 年中に利用を開始できました。


<動的リマーケティング概要>


 
<動的リマーケティングで選択する業種カテゴリ>



<免許百科が実際に利用したバナー>
通常のリマーケティング
動的リマーケティング(サンプル)



結果 - 成約単価を 24% 改善しつつ、コンバージョン数 167% 増加


動的リマーケティングを通常のリマーケティングと同時期に約 1 ヶ月間並行して実施した結果、平均して成約単価は 24% 改善、成約数は 167% 増加しました。

ユーザーの興味関心にあったリマーケティングができたためにクリック率が極めて高く、コンバージョン率も同様に高い結果となりました。結果として、成約単価が低くなったため、動的リマーケティングに多くの予算を使うことができ、成約数が飛躍的に伸びています。





※同時期に約 1 ヶ月間並行して実施した結果



ソウルドアウト様のコメント - 成功のポイントと今後の展開


「当社では地方及び中小・ベンチャー企業へのインターネットマーケティング支援に特化させていただいております。当社クライアント様の多くは小資本で大手競合と戦わなければならず、且つ短期間での成果実績を求められるケースが大半です。一方で AdWords は日進月歩で機能改善、新規プロダクトのリリースが行われています。

当社ではこのような背景を踏まえ、クライアント様に先行優位性を持って市場で戦っていただけるよう、最新プロダクトの導入支援を注力しております。

ケースバイケースかと思いますが、今回の動的リマーケティングのようなプロダクトは特定業種(EC)では王道施策となっていてもそれ以外の業種では展開が遅れているケースもあります。そのような際の先行優位メリットは計り知れないものがあり成果実績としてクライアント様へお返しできることが多くあります。

尚、AdWords 以外の動的リマーケティング広告に目を移すと、出稿にあたって出稿金額や該当サイトにおける最低訪問数などの制限があり、規模感がないとそもそもの出稿ができないことがありますが、AdWords ではその制限がない上に、これまで通常リマーケティングで蓄積したユーザーリストをフル活用し、ターゲティング精度を高めた形で配信することがすることができたため、中小規模のクライアント様にとっては特に成果に繋がりやすかったものと考えております。

今後も AdWords 最新プロダクトにはスピード感をもって対応していくことでクライアント様の成果最大化に努めてまいります。」


ソウルドアウト株式会社 ウェブマーケティング本部 浅見本部長(写真左から 2 番目)





免許百科
ソウルドアウト株式会社
 リスティング広告の費用対効果を改善する情報サイト「LISKUL」
 ウェブ マーケティングの成果改善を支援するニュースサイト「conv」
ソウルドアウトは、全国 23 の拠点を持つ中小・ベンチャー企業専業のウェブ マーケティング支援会社。 ※オプトホールディング グループ会社

参考
動的リマーケティングがすべての業種で利用可
動的リマーケティング設定ガイド

Posted by 佐川 大介 - マーケティングマネージャー

マーケティング戦略のひとつとして店舗集客戦略(O2O)を検討されている企業様を対象に、ライブ ストリーミング形式のセミナー「Google と実現するインターネットを活用した店舗集客戦略(O2O)」を開催いたします。

デジタル化が進む広告市場で、店舗集客戦略におけるオンライン施策は需要が高まり続ける一方、効果的な店舗集客(O2O)施策や手法を模索している企業様も多く見受けられます。

店舗集客につなげるための施策として、効果的な O2O 施策はどのように創り上げていくべきか、実際の事例を交えながら、今後の展望を考える機会となればと考えております。


《ライブ ストリーミングの概要》



【配信日時】2015 年 6 月 3 日(水)14:00~16:20

【ライブ ストリーミング】https://goo.gl/ywp1sU

【視聴方法】事前登録は必要ございません。配信時刻になりましたら、ライブ ストリーミングのリンクをクリックいただければご視聴が可能です。

【セミナーアンケートのお願い】https://goo.gl/eRZ6TC
皆様のご意見を今後のより良いセミナー実施のためにご参考にさせていただきたく、ご視聴後のアンケートへのご協力をお願いしております。
アンケートのリンクからアンケートフォームへの回答をお願いいたします。
ご回答いただけました皆様には、Google オリジナルノベルティをプレゼントしております。
皆様のご協力、よろしくお願いいたします。


《ライブ ストリーミングのアジェンダ》



◆オープニングトーク 
14:00-14:05
Google 新規顧客開発本部 統括本部長 
広田 達樹

◆チラシからデジタルへ - デジタルシフトによる店舗集客戦略の変化と動向
14:05-14:35
Google 執行役員 第一広告営業本部 本部長
川合 純一

◆Google を活用した店舗集客戦略の実例 - パネルディスカッション 
14:35-15:05
株式会社サニーマート 企画販促マネージャー
浜田 岳 氏

合同会社西友 
マーケティング本部 デジタルマーケティング担当ダイレクター
池田 純一 氏

◆Break 
15:05-15:20

◆Google と実現する店舗集客の新たな方法 
15:20-15:50
Google 新規顧客開発本部 アカウントエグゼクティブ
伊丹 順平

◆チラシに代わるオンライン動画での店舗集客 
15:50-16:20
モバーシャル株式会社 取締役 CMO
山下 悟郎 氏

◆16:20 終了

Posted by Geoff Menegay - AdWords Editor プロダクト マネージャー

昨年末に導入された AdWords Editor 11.0 では、2006 年のリリース以来最も大幅な変更が加えられましたが、このたびさらなる機能が追加されました。新バージョン(11.1)では、ラベル、改良版 URL 管理システム、電話専用広告、モバイルアプリ内広告などが全面的にサポートされています。


ラベル


ラベルとは、アカウント内のキャンペーンやキーワードなどを簡単に分類できる機能です。ラベルを利用することで、重要なデータを簡単に抽出してレポートを作成することができます。

今回このラベルが、AdWords Editor でサポートされるようになりました。ラベルの作成、編集、削除は [共有ライブラリ] の [ラベル] タブから、キャンペーンや広告グループ、キーワード、広告へのラベルの割り当て(および割り当てたラベルの削除)はそれぞれのデータビューから行えます。他にもラベルを使ってフィルタをかけたり、ラベルに関連するアカウントの変更をエキスポート、インポートしたりすることが可能です。




改良版 URL 管理システム


今年始めに導入された改良版 URL 管理システムは、URL のトラッキング情報を管理する手間の削減を目的としたもので、新しい ValueTrack パラメータやカスタム トラッキング パラメータも利用可能になりました。

7 月 1 日までに新しいシステムにスムーズに移行していただけるよう、改良版 URL 管理システムに関するサポートも追加されました。今後は AdWords Editor でリンク先 URL をアップグレードし、アップグレードした最終ページ URL とトラッキング テンプレートをまとめて管理することができるようになります。URL のアップグレード手順については、ヘルプセンターをご覧ください。


電話専用広告


電話専用広告は、モバイル ユーザーが簡単に問い合わせの電話をかけられる広告で、AdWords Editor で作成、管理できるようになりました。


モバイルアプリ内広告


モバイルアプリ内に広告を掲載することで、携帯端末でゲームや音楽などのアプリを楽しむユーザーにリーチできます。広告を掲載するアプリのカテゴリ(特定のアプリ、ゲームやショッピングといったモバイルアプリの種類など)は、 [キーワードとターゲット設定] で選択できます。


子供の有無に関する設定とカスタム アフィニティ カテゴリ(Google ディスプレイ ネットワーク)


ユーザー属性ターゲティングでは、特定のユーザー属性に該当すると思われるユーザーに Google ディスプレイ ネットワークでリーチできます。そして従来の性別、年齢に加え、子供の有無によるターゲティングも設定できるようになりました。

また [ユーザーリスト] でカスタム アフィニティ カテゴリがサポートされるようになりました。この機能では、ご自身のビジネスに合った独自カテゴリを作成し、提供する商品やサービスに関心を持つユーザーにリーチできます。


その他


AdWords Editor の最新バージョンではこのほか、検索バーや言語のスペルチェック機能、管理画面の全体的な操作性も改善されています。すべての新機能の詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。AdWords Editor 11.1 へのお早めのアップグレードをぜひご検討ください。

Posted by Jerry Dischler、AdWords プロダクト マネジメント担当副社長

Google では今月 5 日(日本時間 6 日未明)、イベント「AdWords Performance Summit」を開催し、今後導入予定の AdWords 新機能を発表いたしました。

その中でもご紹介した通り、米国や日本をはじめとする 10 か国では、スマートフォンからの検索が既にパソコンからの検索件数を上回っています。1

こうしたユーザー動向を踏まえ、AdWords でもここ 1 年ほどの間に様々な変化が生じています。


そして今回、新たなマーケティング機会をさらに活かしていただくため、さらなる新機能を発表しました。


ライブストリームの録画


以下ではその中から、主な機能をご紹介します。

業種に特化した広告フォーマット



今日のユーザー、とりわけ携帯端末を利用中のユーザーは、必要な情報をすぐに入手できることを期待しています。Google では、マーケティング担当者がそうしたユーザーの期待に応えられるよう、新しい広告フォーマットを開発しました。いずれも、ユーザーのエンゲージメントを高めるよう設計され、スワイプ操作に最適化されています。

  • 自動車: 自動車の購入を検討しているユーザーが、ウェブで情報収集や車種の比較を行う時間は 15 時間程度とされています。2 こうしたユーザーがウェブで探すのは、検討している自動車の写真や細かなビジュアルです。実際、自動車に関する Google 検索の半数以上は、画像を含むものです。3

    そこで今回、Google では、検索ユーザーを自動車の画像に誘導できる検索広告フォーマット「自動車広告」を導入しました。ユーザーはこの広告を通じて、メタリック塗装、革張りシート、ウッドパネルといった外装・内装の仕上げや質感などの細部まで確認できます。また画像をタップすれば、馬力や燃費などの仕様も表示されます。また、「ディーラー」リンクをタップすれば、付近のディーラーを調べることができます。




  • ホテル: Google では、ホテルに関する検索が毎日数百万件も行われています。4 ホテルについて検索するユーザーは、グレードや空室状況、立地、ユーザーの評価、紹介文、Google ストリートビュー、写真などを探しています。今回発表された「ホテル広告」では、さまざまなデータソースから現在の宿泊料金を表示できます。また、パートナー サイト上で予約を行うためのリンクも表示されます。



  • 住宅ローン(米国向け): Google Compare の米国向け新サービスです。住宅を初めて購入するユーザーも、住宅ローンの借り換えを検討しているユーザーも、複数の住宅ローン会社の最新の利率をまとめて表示し、金利やローン期間、手数料などを指定して各社の条件を比較できます。表示された Google 検索広告から直接、承認済みのローン会社にローンを申し込んだり、認定アドバイザーに詳細情報を問い合わせたりすることもできます。

強化された自動化機能



検索、動画の視聴、ウェブサイトやアプリの利用など、ユーザーが日々ブランドに接触する接点は多様化しています。こうした接点に対応するプロセスを自動化できれば、ユーザーの状況に最も合った広告を表示できるようになります。

  • 自動入札: AdWords の自動入札機能は、日々数万の広告主様のアカウントで、数十億件もの入札設定に活用されています[4]。今回発表された新しいレポート ダッシュボードでは、そうした入札戦略の透明性が高まり、その成果をより明確に評価できるようになっています。また、目標コンバージョン単価を変えることで広告表示回数や費用がどう変動するか、シミュレーションできるツールも追加されています。

  • 動的検索広告は、設定されたキーワードではなく、広告主様のウェブサイトの内容に応じて、関連性の高い広告を自動的に表示する機能です。今回、この動的検索広告が大幅に強化され、ウェブサイトの内容に基づいてカテゴリを推奨する機能やカテゴリごとにクリック単価を提案する機能、表示される広告やそのリンク先ページを確認する機能などが追加されています。

アトリビューション



最後にご紹介するのは、複数の端末やアプリ、通話、店舗にまたがる複雑な購入経路を可視化し、最初の広告表示から最終的なコンバージョンに至るまでの様々な接点やその効果を総合的に分析するための新機能です。

  • アトリビューション モデル これまでコンバージョン直前のクリックを中心に効果測定を行っていた広告主様も、その他のアトリビューション モデルをより簡単に採用できるようになります。具体的には、アカウントに蓄積されたコンバージョン データを基に、コンバージョン経路全体における各キーワードの実際の貢献度を計算できるモデルをはじめ、複数のアトリビューション モデルが導入されます。広告主様は、コンバージョンごとに最適なモデルを選択できます。選択したモデルは、AdWords のレポートに反映されるほか、自動入札設定にも組み込まれます。

  • デバイスをまたいだコンバージョンと自動入札の統合 複数のデバイスを経由して行われたコンバージョンに対応するため、デバイスをまたいだコンバージョンを [コンバージョン] 列に追加できるようになります。それに伴い、今年後半には、デバイスをまたいだコンバージョンが自動入札機能に統合される予定です。

  • マーケティング テスト AdWords によってもたらされた、効果の増加分を測定する機能です。たとえば HomeAway が Googleと協力して実施したテストでは、Google ディスプレイ ネットワークに広告を掲載した場合、そうでない場合と比べ、検索経由のトラフィックも 49% 増加したことがわかりました。この事例の詳細はこちら(英語記事)でご紹介しています。この機能の詳細については、AdWords のアカウント チームまでお問い合わせください。

ユーザーが必要とする情報を必要なときに提供することが、Google のミッションです。今回発表された新機能が、ユーザーの意思決定を助け、広告主の皆様にさらなるメリットをもたらすことを願っています。




1 Google 内部データ
2 Polk Automotive による購入者調査、2013 年(出典)
3 Google 内部データ
4 Google 内部データ